ビヨンド・ミートの株価が一年で62.54%値下がり

アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が、一年で62.54%値下がりしている。一年前の2021年4月1日に一株82.29ドルで取引されていた同社の株は、本記事執筆時点の2022年4月3日では一株49.30ドルで取引されている。直近の業績で事前予想利益を145%下回ったのがマイナスに評価されたと見られる。なお、同社では直近の年間売上高を5億8472万ドル(約713億3584万円)程度と見込んでいる。

ビヨンド・ミートは2009年に起業家イーサン・ブランが設立した代替肉メーカー。植物性タンパク質などをベースにした植物由来代替肉を3Dプリンターなどで製造している。同社はこれまでに、ハンバーガー用パティ、ソーセージ、フライドチキン用代替鶏肉などの5種類の代替肉を開発・製造している。

ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。

ビヨンド・ミートは、2019年5月に米NASDAQへ上場し、翌月の2021年6月には時価総額が94億4000万ドル(約1兆1516億円)に達していた。