メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、2022年度の売上高が4億ドル(約480億円)に達すると予想して話題になっている。同社のマーケットプレースを利用するユーザーが急増していて、アクティブなバイヤーカウントが2020年の18846件から昨年2021年に28130件に増加したという。
なお、Xometryの2021年度の売上高は2億1830万ドル(約261億1960万円)で、前年比で54.4%増加した。経常収支は6140万ドル(約73億6800万円)の赤字で、前年の3110万ドル(約37億3200万円)から悪化した。
Xometryのランディ・アルトシューラーCEOは、「過去二年間に世界で起きた事はサプライチェーンを破壊し、製品の不足を生じさせ、特に素材原料へのアクセスを制限しました。フォーチュン1000企業の多くはサプライチェーンと製造戦略を再構築しています。Xometryはそうしたニーズに対応できるユニークなポジションに位置し、実際に必要とされているサービスとプラットフォームを提供しています」とコメントしている。
Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。