アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は7190万ドル(約84億8420万円)で、2020年度の5290万ドル(約62億4220万円)から26%増加した。経常収支は6100万ドル(約71億9800万円)の赤字で、2020年度の1770万ドル(約20億8860万円)の赤字から大幅に悪化した。
マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「2021年はマークフォージドにとって突出した成長の一年となりました。2021年度の経営目標を達成し、マークフォージドをアディティブ・マニュファクチャリング業界におけるもっとも急速に成長する企業にしました。チーム全体のハードワークにより、2021年度通年と2021年度第四四半期における成長ターゲットを上回るパフォーマンスを見せることができました。今後もハードウェア、ソフトウェア、そして素材のすべてを進化させて、グローバルサプライチェーンの滞留に直面するすべてのお客様に貢献してゆきます」とコメントしている。
マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。