アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、現地時間の2022年2月28日に2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は6億1560ドル(約707億9400万円)で、前年比で10.5%増加した。また、経常収支は3億2200万ドル(370億円)の黒字で、前年の1億4960万ドル(約172億円)の赤字から大きく改善した。
同時に発表された2021年度第四四半期の売上高は1億5090万ドル(約173億5350万円)で、前年同期比で12.6%減少した。ノンコア事業の売却により、売上が減少する形となった。
2021年度決算について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「2021年はスリーディーシステムズにとって注目すべき年となりました。経営環境が厳しい中、2020年夏に策定した4つの事業戦略を着実に実行しました。その結果、2021年は史上最高の売上高と利益を獲得し、アディティブ・マニュファクチャリング業界で最大規模を誇る会社になりました。2022年においてもこのモメンタムを維持し、強固なバランスシートとともに未来の成長のための投資を続けてゆきます」とコメントしている。
スリーディーシステムズは、2022年度の売上高を5億7000万ドル(約655億5000万円)から6億3000万ドル(約724億5000万円)程度と見込んでいる。