ランチャーがウクライナオフィスのスタッフをブルガリアへ移動

ロサンゼルスに拠点を置くスタートアップ系ロケットメーカーのランチャーが、ウクライナオフィスのスタッフをブルガリアへ移動させていたことがわかった。11名のエンジニアと5名のサポートスタッフが現在、ブルガリアの首都ソフィアに新たに開設したヨーロッパオフィスにて勤務しているという。

ウクライナオフィスのエンジニアは、ランチャーのE-2液体ロケットエンジンのデザインを担当している。

ランチャーの創業者マックス・ハオット氏は、「我々はウクライナオフィスのスタッフに家族を連れて直ちに移動するよう促しました。そして、移動にかかる費用は会社が負担しました。ウクライナ国内には5名のサポートスタッフと1名のエンジニアが未だに留まっていますが、彼らへのサポートも継続して行ってゆく予定です」と説明している。

ハオット氏は、2005年からウクライナのロケットエンジニアスタッフとともにロケット開発の仕事をしており、ランチャーを立ち上げてからはウクライナのロケットエンジニアを積極的に採用してきたという。

ランチャーは2017年設立。同社はロケット本体とロケットエンジンの主要部品を3Dプリンターで製造していることで知られている。