アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、アメリカ現地時間の2022年2月23日に2021年度決算を発表した。それによると、2021年度の売上高は5億220万ドル(約577億5300万円)で、プレパンデミックの2019年度の水準まで戻した形になった。また、経常収支は6200万ドル(約71億3000万円)の赤字で、前年の4億4370万ドル(約510億2550万円)の赤字から大きく改善した。一株当たり利益は98セントの赤字だった。
2021年度決算の発表を受け、NASDAQで取引されているストラタシスの株は14%下落し、22.59ドルでその日の取引を終えた。2022年度年初からの株価の下落率は10%となり。投資家の失望を呼ぶ結果となった。
2021年度第四四半期の売上高は1億6700万ドル(約192億500万ドル)で、前年同期比で17.3%増加した。アメリカ海軍から受注した25台のF900マニュファクチャリングシリーズの売上が全体をけん引する結果となった。
2022年度の業績見通しとして、マニュファクチャリングと医療・歯科医療セクターでの売上増加が見込まれ、2021年度の水準を上回るとした。