スリーディーシステムズがタイタン・ロボティクスを買収

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、コロラド州コロラドスプリングスに拠点を置く大型3Dプリンターメーカーのタイタン・ロボティクスを買収した。買収金額などの詳細については明らかにされていない。

タイタン・ロボティクスは2015年設立。独自開発したラージフォーマット・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしたポリマーベースの大型3Dプリンターを製造している。同社の3Dプリンターは、コンスーマー製品メーカー、サービスビューロー、航空宇宙、防衛などの産業セクターのユーザーに利用されている。

タイタン・ロボティクスの買収について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「タイタン・ロボティクスの買収により、大型ビルドボリュームのモノづくりを低コストで行うことを求める産業ユーザーのニーズを満たすことが可能になります。タイタン・ロボティクスの3Dプリンターはペレットベースで、一般的なフィラメントベースの3Dプリンターよりもオペレーティングコストが安いのが特徴です」とコメントしている。

タイタン・ロボティクスのラウル・カサットCEOは、「買収により生まれるシナジーにより、多くの業界においてペレットベースの3Dプリンティングを様々なアプリケーションに活用していただけるようになると確信しています」とコメントしている。