アメリカの3Dプリント自動車メーカーのローカルモーターズが、今年2022年1月14日までに事業を停止していたことがわかった。ローカルモーターズの複数の従業員がLinkedInへの投稿で明らかにした。

ローカルモーターズの在庫管理マネージャーのノエル・シトロン氏はLinkedInへの投稿の中で、「（ローカルモーターズで働いたことは）面白く、エキサイティングで、チャレンジングでした。たくさんのことを学び、素晴らしい仲間と一緒に仕事をしてきました。悲しいことに、ローカルモーターズはすべてのオペレーションを停止し、ドアを閉めることを決断しました。ローカルモーターズが私に与えてくれたすべての経験に感謝します。ローカルモーターズファミリーの幸運を祈ります。新たなアドベンチャーを楽しみにしています」とコメントしている。

ローカルモーターズは2007年設立。創業当初よりマイクロファクトリーのコンセプトを掲げ、3Dプリンターを使った自己完結的な車づくりを展開していた。2016年には世界初の3Dプリント自動車Stratiを開発し、話題となった。その後は自動運転バスOlliの製造を行っていた。ローカルモーターズにはトヨタ自動車と三井住友銀行が出資し、スパークス・グループが組成した事業育成ファンドの未来創生ファンドが1500万ドル（約17億2500万円）出資していた。