アメリカの3Dプリンティングサービスビューロー大手のエッセンシアムが、SPAC(特別買収目的会社)との合併によりNASDAQへ上場する。エッセンシアムの発表によると、同社はSPACのアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションと合併し、2022年度第一四半期内にNASDAQへ上場する。合併後の社名はエッセンシアムで、ADTVのティッカーシンボルで取引される。
アメリカではSPACとの合併による3Dプリンティング関連企業の上場が相次いでいるが、エッセンシアムの上場はその最新のケースとなった。
エッセンシアムのブレイク・テイペルCEOは、「エッセンシアムは、安定したサステナブルなマニュファクチャリングとオペレーティングソルーションを提供することで、サプライチェーンの未来像を形成しています。現存のサプライチェーンにおける基礎的な欠陥は、世界的なパンデミックや貿易不均衡によりあからさまになっています。我が社の上場により、長期的なサステナブルなソルーションを新たなマニュファクチャリング・パラダイムとしてお届けするつもりです」とコメントしている。
エッセンシアムは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。主に産業ユーザーに対して各種の3Dプリンティングサービスを提供している。