スリーディーシステムズがクラウド・マニュファクチャリングOS開発のオクトンを買収

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、クラウド・マニュファクチャリング・オペレーティングシステム開発のオクトンを買収する。買収金額は1億8000万ドル(約198億円)程度と見られ、現金とスリーディーシステムズの株がオプトンへ渡される。一連の法的手続きなどを経て、今年2021年度第四四半期内に買収が完了する。

オクトンは、主に医療、歯科医療、バイオテック、航空宇宙、自動車などの産業ユーザーを対象に、デジタルマニュファクチャリングのワークフローを自動化するプラットフォームを提供している。

オクトンの買収について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「我が社の工業と医療のセグメントのお客様は、自社の製造環境へのアディティブ・マニュファクチャリングの導入を加速しておられます。そのため、デジタル・プロダクションシステムとエンタープライズソフトウェアを、ワークフロー全体を最適化するために導入することが求められています。システムはフレキシブルで、未来のプラットフォームの進化にマッチしている必要があります。オクトンのマニュファクチャリング・オペレーティングシステムは、そうしたマーケットニーズをすべて満たしています」とコメントしている。