ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1880万ドル(約20億6800万円)で、前年同月比で69%、2021年度第一四半期から44%それぞれ増加した。特に3Dプリンターの売上高が対前年比で114%増加した。
決算について、ExOneのジョン・ハートナーCEOは、「ExOneチームは史上最高となる四半期決算を発表できたことを誇りに思っています。市場のモメンタムは強力で、バインダージェットを含む我々の製品ポートフォリオもかつてないほど充実しています。売上も受注残も、共に史上最高を記録しています。特にアメリカの軽量自動車や航空機の産業セクターでの売上が伸びています」とコメントしている。
ExOneは先日、アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルに買収された。発表によると、ExOneの株主は、1株あたり8ドル50セントの現金と17ドル分のデスクトップメタルの株式を受け取る。買収費用の総額は5億7500万ドル(約632億5000万円)となる。
デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所に、ExOneはNASDAQに、それぞれ株式を上場している。