ファスト・レイディアスがSPACと合併、NASDAQへ上場

アメリカのクラウド・マニュファクチャリング・プラットフォーム企業のファスト・レイディアスが、SPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイロンメンタル・グロース・オポチュニティーと合併、NASDAQへ上場する。合併後の新会社の社名はファスト・レイディアスとなる。

ECPエンバイロンメンタル・グロース・オポチュニティーとの合併について、ファスト・レイディアスの共同創業者でCEOのルー・ラッシー氏は、「我々は、デジタル時代における新たなクラウド・マニュファクチャリング・プラットフォームを構築し、企業のデザインとモノづくりを支援しています。プラットフォームが拡張する中、クラウドコンピューティングがデジタルの世界を一変させたように、クラウド・マニュファクチャリングは、モノづくりの世界を一変させる可能性があります。また、スピード、フレキシビリティ、コスト、インダストリー4.0へのアクセスなどを提供するのに加え、グローバルサプライチェーンをよりサステナブルなものにします」とコメントしている。

ファスト・レイディアスは2017年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置き、3Dプリンティング、CNCマシニングなどのマニュファクチャリング・サービスを提供している。ジョージア州アトランタ、ケンタッキー州ルイスビルの拠点に加え、シンガポールにも製造拠点を有している。