ハーバート・コエック氏が、オーストラリアのメタル3Dプリンティング企業のティトミックのCEOに就任する。6月1日付けで選任され、現職のノーバート・シュルズ氏は退任する。
コエック氏は、2016年から2021年までスリーディーシステムズのグローバルマーケット担当副社長を務め、各種の大型案件の営業などに携わってきた。スリーディーシステムズ入社前は、ヒューレットパッカードのPC・プリンティングソルーショングループ担当副社長を務めていた。
ティトミックのアンドレアズ・シュワー会長は、「ハーバートはアディティブ・マニュファクチャリング業界の経験豊富な優れたリーダーです。ハードコアなマーケティングスキルとビジネスのビジョンを持ち、人々をまとめる能力に優れています。現在というエキサイティングなトランスフォーメーションの時代において、ティトミックを率いるベストな人材です」とコメントしている。
コエック氏のCEO就任とともに、ジェフ・ラング氏がCTOに、クリス・ヒーリー氏がチーフ・リーガル・オフィサーに、ジョアンナ・ウォーカー氏がCFOに、それぞれ就任する。
ティトミックは2014年設立。航空宇宙、国防、医療、自動車、建設、造船などの幅広い産業ユーザーを対象にメタル3Dプリンティングサービスを提供している。同社はオーストラリア証券取引所(ASX)に上場している。