アロン・バー・シャニー氏が、イスラエルの代替肉製造スタートアップ企業のリディファイン・ミートの会長に就任した。
バー・シャニー氏は、HPのHPインディゴ事業部で副社長兼ジェネラルマネージャーを16年間務め、HPインディゴプリンターシリーズのグローバルセールスを担当していた。同氏は、HPのプリンタービジネス拡大に多大な貢献をした人物として知られている。
リディファイン・ミートの会長就任についてバー・シャニー氏は、「HPでは、私は何世紀にも渡って続けられていた伝統的なやりかたを、テクノロジーのブレイクスルーを使って打ち壊してきました。サステナビリティは極めて重要なテーマで、リディファイン・ミートのビジネスは、テクノロジーを使って牛肉をリプレースすることでサステナビリティの問題を解決するというソルーションを提供します。我々が、今なすべきことをするという責任を負わなければ、未来の世代の人々は完全に牛肉を食べることが出来なくなります」とプレスリリースでコメントしている。
リディファイン・ミートは2018年設立。イスラエルのテルアビブに拠点を置き、3Dプリンターで人造肉を製造している。同社の人造肉は競合製品よりも味がよく、同社が実施した消費者テストでは被験者の90%が同社の人造肉を「美味しい」と評価したという。リディファイン・ミートは、今年からイスラエルとヨーロッパ市場で製品の販売を開始するとしている。