マテリアライズが2021年度第一四半期決算を発表

ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2021年度第一四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は4550万ユーロ(約56億8750万円)で、前年同期比で1.5%のマイナスとなった。

部門の売上では、メディカル関連部門の売上高が1620万ユーロ(約20億2500万円)で、前年同期比で3.7%の増加となった。ソフトウェア部門の売上高は1020万ユーロ(約12億7500万円)で、前年同期比で4.1%の増加となった。マニュファクチャリング部門の売上高は1910万ユーロ(約23億8750万円)だった。ソフトウェア部門とメディカル関連部門の売上高が増加したものの、マニュファクチャリング部門の売上高が前年同期比で8%のマイナスとなり、全体の足を引っ張る結果となった。

2021年度第一四半期決算について、マテリアライズの共同創業者の創業者ピーター・レイズ氏は、「(新型コロナウィルスのパンデミックから)我々のビジネスは確実に回復しつつあります。実際の数字も、2020年度第一四半期の売上水準に戻してきています。特にメディカル部門の売上高が2020年度第三四半期から続けて伸びています。また、ソフトウェア部門の売上も大きく伸びています」とコメントしている。

マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。