ニコンがアメリカのメタル3Dプリンターメーカーのモーフ3Dを買収

ニコンがアメリカのメタル3Dプリンターメーカーのモーフ3Dを買収した。買収価格や出資比率などの詳細については明らかにされていない。

モーフ3Dは2013年設立。ロサンゼルス近郊の街エル・セグアンドに拠点を置き、独自開発したメタル・アディティブ・マニュファクチャリングシステムを航空宇宙や自動車などの産業セクターに供給している。同社はまた、コンセプチャライゼーション、パラメターオプティマイゼーション、データアナリシスなどの各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連サービスも提供している。

ニコンの次世代プロジェクト担当副社長兼ジェネラルマネージャーの柴崎祐一氏は、「モーフ3Dはメタル・アディティブ・テクノロジーのリーダーであり、協力なイノベーションパイプラインを有し、航空宇宙業界での素晴らしい実績を持っています。エクスパートのチームが顧客とのパートナーシップを形成し、ユニークな仕事を成し遂げています。彼らと一緒に仕事をし、世界中のお客様に次世代のアディティブ・マニュファクチャリングソルーションを提供することを楽しみにしています」とコメントしている。

ニコンは、別のメタル3Dプリンターメーカーのカーボンにも出資し、アディティブ・マニュファクチャリングの領域には比較的早期から関与してきていることで知られている。