米マサチューセッツ州ボストンに置くDLP3Dプリンターメーカーのフォーティファイが、シリーズBラウンドで2000万ドル(約21億円)の資金調達に成功した。出資したのはコタ・キャピタル、ネオトライブ・ベンチャーズ、プレリュード・ベンチャーズ、アクセル・パートナーズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションや出資条件などの詳細は明らかにされていない。
フォーティファイは2019年にネオトライブ・ベンチャーズ、プレリュード・ベンチャーズ、アクセル・パートナーズから1000万ドル(約10億5000万円)を調達しており、今回の資金調達により、同社が調達した資金の総額は30万ドル(31億5000万円)となった。
フォーティファイは2016年設立。独自開発したデジタル・コンポジット・マニュファクチャリング・プラットフォーム(DCM)ベースのDLP3Dプリンター「Flux One」を開発している。Flux Oneは、素材に各種の機能性素材を加えることで造精度形や品質などを高めている。
フォーティファイの共同創業者でCEOのジョシュア・マーティン氏は、「今回の資金調達により、射出成型用モールドツーリングなどの領域へ進出することが可能になりました。特にエンドユーズの家電用部品などの製造が可能になります」とコメントしている。