ドイツのベンチャーキャピタルが1億ドル(約105億円)規模の3Dプリンティング投資ファンドを組成し、話題になっている。3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング専門の投資ファンドとしては、史上最大規模と見られる。
ファンドを組織したのはベンチャーキャピタルのランガー・グループ、KGAL、AM(アディティブ・マニュファクチャリング)ベンチャーズによる投資グループ。ランガー・グループは、ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSを創業したハンス・ランガー博士が設立したベンチャーキャピタル。AMベンチャーズはランガー・グループの子会社で、主にアディティブ・マニュファクチャリング関連ベンチャー企業へ投資している。
KGALの担当者は、「我々は過去6年にわたってアディティブ・マニュファクチャリング関連のベンチャー企業に投資し、相応の結果を出してきました。今回のファンド組成に参加でき、我々のビジネスを次のレベルへ昇華させられることに大きく期待しています」とコメントしている。
AMベンチャーズは、これまでに15社のアディティブ・マニュファクチャリング関連ベンチャー企業へ投資している。同社が投資した企業には、ダイマンション、3ユアマインド、ライトフォース・オーソドンティックス、スペクトロプラスト、アディティブワークスなどの有望ベンチャー企業が含まれている。