アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2020年度決算を発表した。それによると、同社の2020年度の売上高は5億5700万ドル(約584億8500万円)で、前年比で12%のマイナスとなった。同時に発表された同社の2020年度第四四半期決算の売上高は1億7270万ドル(約181億3350万円)で、前年同期比で2%のプラスとなった。売上高では第四四半期に盛り返したものの、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響を受けた結果となった。
部門別売上高では3Dプリンター製品売上が3億3300万ドル(約349億9650万円)で、前年比で14%のマイナスとなった。サービス部門の売上高は2億2400万ドル(約235億)2000万円 で、前年比で9%のマイナスとなった。
決算の発表を受け、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「昨年後半から開始した4ステージプランの影響により売上高を若干戻すことができました。(売上高は落ちたものの)キャッシュフローは潤沢であり、医療分野などを中心に今後も適時各所に投資を行ってゆきます」とコメントしている。
決算発表当日、NASDAQで取引されている同社株価は38.63ドルと、前日終値から8%高値で取引を終えた。