フランスの3Dソフトウェア開発・エンジニアリング企業のダッソー・システムズが、2020年度第四四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は12億2千万ユーロ(約1525億円)で、対前年比で3%増加した。特にソフトウェアの裏下高が前年同期から27%増加し、8億600万ユーロ(約1007億5千万円)の売上をもたらした。
一株あたり利益は0.77ユーロ(約96.25円)で、前年同期から2%増加した。株価も前年同期の170.30ユーロ(約21,287円)から183.80ユーロ(約22,975円に値上がりした。
ダッソー・システムズのバーナード・シャルルCEOは、「(新型コロナウィルスのパンデミックという)未知の時代において、我々は顧客の戦略パートナーとして価値創造のコラボレーションを実現することができました。未来のサステナブルなイノベーションのために、顧客とのパートナーシップをさらに強化してゆきます」とコメントしている。
ダッソー・システムズは、1981年にフランスの航空機メーカーダッソー・アビアシオンの3DCAD開発チームが独立して設立された。同社のCADソフトCATIAは、主に航空宇宙、自動車、家電などの産業セクターにおいて、メーカーなどを中心に広く利用されている。