ローカルモーターズが1500万ドルの資金調達に成功

アメリカの3Dプリント自動車メーカーのローカルモーターズが、1500万ドル(約15億9千万円)の資金調達に成功した。

出資したのはトヨタ自動車と三井住友銀行が出資し、スパークス・グループが組成した事業育成ファンドの未来創生ファンド。未来創生ファンドは2015年設立、「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を有するテック系スタートアップ企業などに対して投資している。

ローカルモーターズは、調達した資金を自動運転バスOlli2.0の製造施設への投資へ使うとしている。

未来創生ファンドからの出資を受けるローカルモーターズ創業者兼CEOのジェイ・ロジャース氏は、「スパークス・グループとは自動車業界の再構築のビジョンにおいて完全に一致しています。革新的でローカルに根付いた車両とモビリティソルーションを提供することは、我が社設立当時からのコアコンセプトです。未来創生ファンドの投資とともに、よりクリーンで顧客中心のビジネスを展開してゆきます」とコメントしている。

ローカルモーターズは2007年設立。創業当初よりマイクロファクトリーのコンセプトを掲げ、3Dプリンターなどを使った自己完結的なモノづくりを展開している。2016年には世界初の3Dプリント自動車Stratiを開発し、話題となった。現在は自動運転バスOlliの製造を行っている。