ヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任を表明した翌日の先週金曜日、スリーディーシステムズの株価が最大で10.3%下落していたことがわかった。ジョシCEOの退任がスリーディーシステムズの今後の業績にネガティブに影響すると投資家が判断した結果となった。
ジョシ氏はインド出身の1954年生まれ。HPのプリンター事業担当副社長、HPのエグゼクティブ・スポンサーなどを歴任した後、2016年春にスリーディーシステムズの中興の祖アヴィ・レイチェンタル氏の後任としてスリーディーシステムズの社長兼CEOに就任した。業績の回復とキャッシュフローの改善に努めたが、思うような結果が出せずに志半ばで退任する形となった。
スリーディーシステムズは現在、大手ヘッドハンティング会社のスペンサー・スチュワートを通じてジョシ氏の後任探しを行っているが、現時点までに後任CEOは決まっていない。なお、後任CEOが就任した後も、ジョシ氏はスリーディーシステムズの戦略アドバイザーに留まるとしている。
ニューヨーク証券取引所で取引されているスリーディーシステムズの株価は、今週に入ってやや持ち直し、今日現在11.92ドルで取引されている。