ドイツのCADSasS開発企業が2700万ユーロの資金調達に成功

ドイツのCADSasS開発企業のシムスケールが、2700万ユーロ(約32億4千万円)の資金調達に成功し、話題になっている。

出資したのはインサイト・パートナー、アーリーバード、ユニオン・スクウェア・ベンチャーズ、ジューン・ファンド、ヴィト・ベンチャーズ、バヤーン・キャピタル、ハイテック・グランダーファンズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。

シムスケールに出資したインサイト・パートナーズのジョシュア・フレッドバーグ・オペレーティングパートナーは、「シムスケールのプラットフォームは多くのエンジニアリング企業の前に立ちふさがる技術的なバリアを取り除いてくれます。それまで手に届かなかったソルーションを多くのエンジニアに提供します。シムスケールは業界の素晴らしいポジションを獲得しており、ユーザーのみならず業界全体に多くのメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。

シムスケールのデイビッド・ヘイニーCEOは、「今回の投資により、成長軌道の次のフェイズへシフトし、より良いプラットフォームの開発を手掛けることが可能になります。より多くのユーザーにより早く優れたデザインを行うプラットフォームを提供してゆきます」とコメントしている。

シムスケールは2012年設立。ドイツ・ミュンヘンに拠点を置き、製造業やエンジニアリング企業などのユーザーにSaaS(Software as a Service)ベースのCAD(Computer Aided Design)プラットフォームを提供している。