BASFがスカルプティオを買収

ドイツの大手総合化学メーカーのBASFが、フランスの3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオを買収した。買収価格や株式のバリュエーションなどの買収内容の詳細については明らかにされていない。

スカルプティオの買収について、BASFの3Dプリンティング・ソルーション部門マネージングディレクターのディートマー・ベンカー博士は、「スカルプティオの買収により、お客様とパートナーに我々の革新的3Dプリンティング・ソルーションへのより速いアクセスを提供することが可能になります。それに加え、お客様はスカルプティオの幅広いサービスから多くのベネフィットを受けることになるでしょう」とコメントしている。

スカルプティオはフランスのパリとアメリカのサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。主にヨーロッパとアメリカにおいて、各種の3Dプリンティング・サービスを提供している。

BASFは、ドイツのルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインに拠点を置く、150年の歴史を持つ世界最大の総合化学メーカー。全世界で11万人を超える従業員を擁し、735億ユーロを超える売上を計上している。日本でもBASFジャパンが営業を展開し、かつてはカセットテープや磁気テープなどのブランドで知られていた。