アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2019年度第三四半期決算を発表した。発表によると、同期間中の売上は1億5530万ドル(約167億7240万円)で、前年同期から5.6%減少した。ヨーロッパと中国市場における自動車産業の3Dプリンティング需要の低迷が影響した。
ヘルスケアサービス・シミュレーション部門の売上は前年同期から6.3%増加し、5640万ドル(約60億9120万ドル)となった。特にバーチャル手術プランニングなどのヘルスケア事業の売上が前年同期から15%増加した。
オンデマンド・マニュファクチャリング部門の売上も前年同期から12%増加し、2310万ドル(約24億9480万円)となった。アメリカ空軍などの連邦政府との契約増加が功を奏した。
3Dプリンターの売上は前年同期から17.2%減少し、4140万ドル(約44億7120万ドル)となった。ソフトウェアの売上は前年同期から0.1%増加し、2460万ドル(約26億5680万円)となった。
2019年度第三四半期末に同社が保有する現金の総額は、前年同期末の1億5040万ドル(約162億4320万円)から1億2760万ドル(約137億8080万円)に減少した。