米オハイオ州シンシナティに拠点を置くスタートアップ企業のフィズナが、3Dモデルのサーチエンジン開発に690万ドル(約7億5900万円)を調達した。
出資したのはベンチャーキャピタルのドライブ・キャピタルを筆頭とする複数の投資会社。バリュエーションなどの投資に関する詳細は明らかにされていない。
フィズナが開発するのは、世界中に存在する3Dモデルのサーチエンジンで、CADソフトと連動して形状、パターン、機能などによる検索機能を提供するもの。検索の結果、出力された3Dモデルを比較したり検証したりする機能も提供されるという。
フィズナに投資したドライブ・キャピタルのパートナーのマーク・クヴァミー氏は、「フィズナのチームが行っているプロジェクトは、世界中のエンジニアのワークフローに革命をもたらす可能性を秘めています。フィズナに投資する機会を得られたことに大変興奮しています」とコメントしている。
フィズナのサーチエンジンのマネタイズ方法などについては明らかにされていないが、ある業界関係者は、グーグルのサーチエンジンのような広告収益型のビジネスモデルではなく、産業ユーザーを対象にしたサブスクリプション方式のビジネスモデルが採用される可能性が高いと予想している。