https://techcrunch.com/2019/03/20/markforged-raises-82-million-for-its-industrial-3d-printers/
アメリカのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、シリーズD投資で8200万ドル(約90億2千万円)を調達した。出資したのはサミット・パートナーズ、マトリックス・パートナーズ、マイクロソフト・ベンチャーアーム、ネクスト47、ポルシェSEなどのベンチャーキャピタル。今回の資金調達により、マークフォージドが調達した資金の総額は1億3680万ドル(約150億4800万円)となった。
マークフォージドは、調達した資金を3Dプリンター「メタルX」の製造に投じるとしている。
メタルXはマークフォージドが独自開発したアトミック・ディフュージョン・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしていて、高速で高品質の3Dプリンティングが出来るのが特徴。一般的なメタル3Dプリンターのようにメタルパウダーを焼結して造形するのではなく、プラスチックバインダーを使ってメタルパウダーを造形し、造形後にプラスチックバインダーを除去する仕組み。従来のメタル3Dプリンターよりも低コストで高速な3Dプリンティングが可能になるとしている。
メタルXはキヤノン、マイクロソフト、Google、Amazon、GM、フォルクスワーゲン、アディダスなどに採用されている。マークフォージドによると、同社は2018年に2,500台のメタルXを出荷している。