https://www.plm.automation.siemens.com/global/en/
ドイツの多国籍企業のシーメンスが、イギリスのウースターに2,700万ポンド(約40億円)を投資して3Dプリンティング施設を建設することとなった。この投資により、ウースターには50人の新規雇用が生まれることになる。
ヨーロッパ最大規模の3Dプリンティング施設になると見込まれる施設には、最新鋭の3Dプリンターが設置され、ロールスロイスやブリティッシュエアロスペースなどのウースターを基盤とする大手メーカーの利用が見込まれている。
シーメンスはウースターに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング企業のマテリアルズ・ソルーションズの株式85%を所有しており、ウースターにおいてアディティブ・マニュファクチャリング関連の領域に既に相当コミットしている。マテリアルズ・ソルーションズでは、15台のSLS方式のメタル3Dプリンターなどを使ったアディティブ・マニュファクチャリングが行われている。
シーメンズは3Dプリンターを使ってガスタービン用ブレードの製造などを行っており、ウースターの新施設でも同様の部品や製品の製造を行うものと見られている。
新施設は今年9月のオープンが予定されている。
シーメンスは1847年にヴェルナー・フォン・ジーメンスが設立した老舗メーカー。全世界売上は年間14兆円に達する巨大企業。