https://3dprint.com/75173/beams-clad-3d-printing/
フランスのメタル3DプリンターメーカーのBeAMが、160万ユーロ(約2億1,280万円)を増資した。13人の個人投資家が引き受け、同社の資本金は800万ユーロ(約10億6,400万円)となった。
BeAMは2012年設立。フランスのシュトラスブルクに拠点を置き、独自開発したレーザー・メタル・ディポジション(LMD)技術をベースにしたメタル3Dプリンターを製造している。LMD3Dプリンターは、レーザービームとCLADノズルを使い、メタルパウダーを素材に造形するタイプの3Dプリンター。
同社の3Dプリンターはメーカーなどの採用が広がっており、同社の売上は2015年の120万ユーロ(約1億5,960万円)から今年の730万ユーロ(約9憶7,090万円)へと、6倍以上になっている。
BeAMによると、同社のメタル3Dプリンターは某航空機メーカーに採用され、800点の航空機部品の製造に使われているという。また、フランスのサービスビューロー大手のスカルプティオも、同社のメタル3Dプリンターを導入している。
BeAMでは、増資により調達した資金を3Dプリンターの研究開発に投じるとしている。同社はまた、将来的に追加の資金調達ラウンドも計画しているという。次のラウンドの実施条件や時期などについては、今のところ明らかにされていない。