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スペイン自治区カタルーニャ州が3Dプリンティングハブの設立に2800万ユーロ(約33億6千万円)を投資する。
カタルーニャ州政府が明らかにしたところによると、3Dプリンティングハブは10,000平方メートル(約3,030坪)の大きさで、カタルーニャの工業界を「ヨーロッパと全世界の3Dプリンター業界の最先端へ位置させる」ことを目指すとしている。設立場所はバルセロナのカタルーニャ工科大学敷地内が予定されている。
プロジェクトにはHP、レニショー、リコーなどが既に協力を表明しているという。また、フィラ・デ・バルセロナ、バイオインジェニエリア研究所等の教育機関もプロジェクトへ参加するとしている。
プロジェクトのジェネラルマネージャー、ラモン・パスター氏は、3Dプリンティングハブはカタルーニャの医療、コンスーマーグッズ、オンデマンドプロダクションなどの地域経済にプラスの影響を与えるだろうとコメントしている。
カタルーニャは昨年6月、HPの支援とともにカタルーニャ初となる3Dプリンターフォーラムを開催するなど、新たな産業の担い手として3Dプリンターへの期待が高まっている。
カタルーニャはスペイン北部にある自治州で、独自の言語、伝統、歴史を持っている。2010年頃からスペインからの独立を目指すカタルーニャ独立運動を展開している。