レガシーモータークラブがビッグレップの大型3Dプリンターを導入

アメリカのNASCARレーシングチームのレガシーモータークラブ(Legacy Motor Club)が、ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップの大型3Dプリンターを導入して話題になっている。

アメリカ現地メディアの報道によると、レガシーモータークラブはビッグレップの「ビッグレップスタジオ」を使い、レーシングカー用のロケットエクステンションスカートと呼ばれるパーツを製造している。ロケットエクステンションスカートは、昨年2024年秋に発表されたNASCAR2025年度レギュレーションの規程に準拠したパーツとされている。

レガシーモータークラブのエアロダイナミクス担当ディレクターのスティーブン・サンダー氏は、「3Dプリンターで製造したパーツのパフォーマンスにとても満足しています。3Dプリンターを活用することでこれまで以上の数のパーツの製造が可能になりました。今はギアクーリングを製造しています。アリゾナ州フェニックスでの試合には十分間に合うでしょう」とコメントしている。

レガシーモータークラブは2021年設立のアメリカのNASCARカーレーシングチーム。NASCARカップシリーズに112回参加し、同レースにおけるレギュラーメンバーのポジションを確立している。

NASCARはフロリダ州デイトナビーチに拠点を置くアメリカ最大のモータースポーツ団体。1948年にビル・フランスとエド・オットーによって設立された。