レオナルド・ダヴィンチの生涯を描いたフランスの3Dアニメーション映画が完成

レオナルド・ダヴィンチ(1452年~1519年)の生涯を描いたフランスの3Dアニはメーション映画が完成し、現地で話題になっている。フランス映画『ザ・インベンター』は上映時間100分のノンストップ3Dニメーションで、アメリカのアニメーション映画監督のジム・コッポビアンコ氏と、フランスのアニメーション作家のピエール・ルーク・グランジョン氏のコラボレーションにより実現した。両氏によると、16世紀の中期ルネッサンスに大活躍をした世界的発明家が3Dアニメ化されるのは今回が世界初だという。

主な登場人物には各界から著名人が声優に選出された。主演を演じるマーガレットには女優のデイジー・リドリーが、レオナルド・ダヴィンチにはスティーフン・フライが、ポープ・レイエックスにはマット・ベリー氏が、哲学者役にはジム・キャポビアンコが、それぞれアサインされた。

劇中に登場する各種の物体は3Dレンダリングソフトでデザインされ、そのままアニメーションに取り込まれたと見られる。映画を実際見た人によると、映画はまるで「ずっと空を飛んでいるみたいだった」という。

アメリカとヨーロッパ各国市場では、これから年末にかけてクリスマス市場向けアニメ・映画の大量上映シーズンを迎える。欧米市場では現在、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか?」公開後三日間で累計193万7638ドル(約27億5169万円)の興行収入を上げており、幸先の良いスタートダッシュを切っている。