オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、最新3Dプリンター「ファクター4 3Dプリンター」をリリースした。現在ドイツのハノーバーで開催中のハノーバー・メッセ・トレードショーで公開した。
「ファクター4 3Dプリンター」はFDM方式の3Dプリンターで、造形サイズは330 x 240 x 300 mm、最大340℃の溶融温度まで設定が可能。ウルチメーカーでは、PEEK、PEKK、PEIなどのエンジニアリングプラスチックや、PPSカーボンファイバーフィラメントなどの高機能素材の利用を想定してデザインしたとしている。
ウルチメーカーのカスタマー3Dソリューションズ担当部長のヨハネス・カール氏は、「ファクター4のクオリティコントロール機能や最先端センサーテクノロジーは厳しい業界の要求基準を満たすものです。幅広いハイパフォーマンスマテリアルの選択肢とともに。様々なニューアプリケーションの可能性を広げてくれることでしょう」とコメントしている。
ウルチメーカーは、2022年8月にアメリカの大手3Dプリンターメーカー傘下のメーカーボット・インダストリーズと合併した。合併完了により、メーカーボット・インダストリーズの社名は消滅した。ウルチメーカーは、現在、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの子会社として運営されている。