モーフ3DがSLMソルーションズの最新3Dプリンターを3台導入

米カリフォルニア州に拠点を置くメタル3Dプリンティングサービスビューローのモーフ3Dが、SLMソルーションズの最新3Dプリンターを3台導入する。新たに導入されるNXG XII 600システムとSLM500システムは、同社の主要顧客である自動車と航空宇宙のユーザーに供されると見られる。

NXG XII 600システムは、12軸のレーザー光源を持つ最新のハイエンド3Dプリンター。造形サイズは最大600 X 600 X 600ミリメートルで、従来型のシングルレーザー光源のSLS3Dプリンターの最大20倍のスピードで造形できる。

モーフ3Dについては、今年2021年4月に日本のニコンが発行済み株式の過半数を取得し、子会社化している。ニコンの主力事業であるカメラなどの光学機器は市場が縮小傾向にあり、モーフ3Dの事業領域であるアディティブ・マニュファクチャリングへの投資を拡大する意向があると見られる。

モーフ3Dは2013年設立。ロサンゼルス近郊の街エル・セグアンドに拠点を置き、3Dプリンティングなどの各種のアディティブ・マニュファクチャリングサービスを航空宇宙や自動車などの産業セクターのユーザーに提供している。同社はまた、コンセプチャライゼーション、パラメターオプティマイゼーション、データアナリシスなどの各種のサービスも提供している。