ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米ナスダック上場のExOneが、小型バインダージェット3Dプリンターのメタル・デザインラブ3Dプリンターをリリースする。カナダのラピディア社と独占パートナーシップ契約を締結し、販売はラピディア社が担当する。
ラピディア社は、カナダの著名発明家ダン・ゲルバート氏が設立したテクノロジー企業。ゲルバート氏は135の米国特許を所有し、自ら設立したレーザーテクノロジー企業のクレオ社をコダックに10億ドル(約1050億円)で売却したことで知られている。ゲルバート氏は、今回の独占パートナーシップ契約締結に伴い、ExOneの技術アドバイザーに就任する。
ExOneのジョン・ハートナーCEOは、「著名なダン・ゲルバート氏とラピディアの技術チームと一緒にメタル・デザインラブ3Dプリンターを販売できることを嬉しく思います。この技術は製造プロセスそのものを大きく短縮するExOneのあらたなポートフォリオです。研究者、教育者、そして工業デザイナーは、従来のデバインディングのような時間をかけることなく、高品質のパーツを驚くほど短時間で製造することが可能になります」とコメントしている。
新型3Dプリンターリリースの報道を受けて、ナスダックで取引されているExOneの株は前日終値から11.44%上昇して昨日の取引を終えた。