フォームラブズがSLS3Dプリンター「フォームラブズ・フューズ1」をリリース

米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、同社初となるSLS3Dプリンター「フォームラブズ・フューズ1」をリリースした。世界初のベンチトップSLA3Dプリンターとなるフューズ1は、ナイロン12パウダーを素材に、高精度で低コストのモノづくりを可能にするとしている。

フューズ1は造形サイズ165 X 165 X 300mmの小型シングルレーザーヘッドSLS3Dプリンターで、1レイヤーあたり110ミクロンでの造形が可能。価格は18,499ドル(約194万2395ドル)からとなっている。

フォームラブズの共同創業者でCEOのマックス・ロボフスキー氏は、「フォームラブズは、10年前にSLA3Dプリンターのフォーム1をリリースし、アディティブ・マニュファクチャリング業界の定義を一新しました。今回のフューズ1のリリースも、同様の信頼性とアクセシビリティを3Dプリンティング業界にもたらします。SLS3Dプリンターは、豊富な予算を持つ大企業が独占すべき技術ではありません。スタートアップ企業から大企業まで、すべての企業が活用すべきものです」とコメントしている。

フォームラブズは、2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたスタートアップ企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「フォーム1」「フォーム2」「フォーム3」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。