タイタン・ロボティクスが大型ペレット3Dプリンターをリリース

米コロラド州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのタイタン・ロボティクスが、大型ペレット3Dプリンター「アトラスH3Dプリンター」をリリースした。

アトラスH3Dプリンターは造形サイズ 1066 mm x 1066 mm x 1219 mm の大型デュアルエクストルーダー3Dプリンターで、PLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、PEKK、PP、グラスファイバー系素材やカーボンファイバー系素材なども利用できる。一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われているフィラメント素材に比べ、最大で素材コストを10分の1程度に抑えることが可能としている。

また、一般的なFDM方式の3Dプリンターよりも造形スピードが速く、最大毎分30,000mmの造形スピードで造形できるとしている。

アトラスH3Dプリンターのリリースについて、タイタン・ロボティクスのビル・メイシーCEOは、「タイタン・ロボティクスは顧客ニーズに向き合い、技術革新に励んでいます。これからも、より優れたエクストルージョンタイプの3Dプリンターを開発してゆきます」とコメントしている。

近年FDM方式の3Dプリンターは大型化する傾向にある。これまでは1.75mmや2.85mm径のフィラメントが一般的に使われてきたが、造形サイズが大型化する中、ペレットを直接溶融するタイプの3Dプリンターが相次いでリリースされている。