http://www.3ders.org/articles/20181114-introducing-nexa3d-nxe400-at-formnext-2018-fastest-sla-3d-printer.html
3Dプリンター製造スタートアップ企業のNexa3Dが、現在ドイツのフランクフルトで開催中のformnextでNXE400SLA3Dプリンターを展示して話題になっている。NXE400SLA3Dプリンターは超高速プロトタイピングのために開発された3Dプリンターで、同等クラスのSLA3Dプリンターの最大6倍のスピードでプリントが可能なプリンター。
Nexa3Dの共同創業者で会長のアヴィ・レイチェンタル氏は、「(従来の3Dプリンターの)スピード、サイズ、そして我々の市場成長の足枷となっていたコストバリアを超越できたことに興奮と誇りを覚えています。エンドユーザー、戦略パートナー、販売代理店、投資家の、すべてのステークホルダーにとって輝かしい製品となるでしょう」とコメントしている。
NXE400SLA3Dプリンターは樹脂を入れたバットに対し、光を下から照射して造形するタイプの3Dプリンター。光と樹脂との距離が短く、正確に照射できるため、高速かつ精密にプリントすることが可能としている。
Nexa3Dの共同創業者アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていた業界の大物経営者。スリーディーシステムズを3Dプリンターの世界的リーディングカンパニーに育て上げたが、業績の不振と株価の低迷などの責任をとり、2015年にスリーディーシステムズのCEOを辞任していた。同社退社後の同氏の動向が、業界関係者から長らく注目されていた。