http://www.wasproject.it/w/en/wasp-launches-the-new-professional-clay-extruder/
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、新型セラミック3Dプリンターをリリースした。
リリースされたのは「DeltaWASP 2040 Clay3Dプリンター」と「DeltaWASP 40100 Clay3Dプリンター」の二機種。いずれもクレイ粘土またはセラミックを素材に積層造形するタイプの3Dプリンター。
セラミック3Dプリンターは現在、イタリアの芸術家アンドレア・サルバトリ氏が行っているミケランジェロのダビデ像の複製制作プロジェクトでも利用されている。サルバトリ氏は、オリジナルのダビデ像をWASPの3Dスキャナーでスキャンし、3Dモデル化したデータをセラミック3Dプリンターで出力している。出力パーツは全部で16ピースで、結合して像にするという。
彫刻や像などの芸術品のレプリカなどを3Dプリンターで制作する機運は世界中で高まっている。特に美術館などが保管している芸術品のレプリカを3Dプリンターで制作し、展示するケースが世界的に増えて来ている。
WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。