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GE傘下のアディティブ・マニュファクチャリング企業GEアディティブが、世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発している。造型サイズ最大1立方メートルで、実現すれば文字通り世界最大サイズのメタル3Dプリンターとなる。
開発中のATLASと呼ばれるメタル3Dプリンターはジェットエンジンの構造コンポーネントなどのパーツ作りに使われる予定。GEアディティブは、ジェットエンジンのパーツ製造以外に自動車産業、電力、エネルギー産業などでも活用出来るとしている。
ATLASは他社のメタル3Dプリンターと同様、素材のメタルパウダーにレーザービームを照射して焼結造形するタイプ。溶接などの従来の製造方式よりも速く安価に造型する事が可能としている。
現在世界最大サイズのメタル3DプリンターはドイツのコンセプトレーザーのXLine2000Rシリーズで、図形サイズは800 x 400 x 500 mm。ATLASが完成すればこれを大きく上回る造形サイズを持つことになる。
なお、コンセプトレーザーは昨年GEに買収され、現在はGE傘下でオペレーションを行っている。
現在のところ、ATLASの第一号機は来年2018年の後半にリリースされる予定という。