世界最大の建設3Dプリンターがカタールのドーハに導入

世界最大の建設3Dプリンターがカタールのドーハに導入されたとして話題になっている。現地メディアの報道によると、設置されたのはデンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが開発したBODXL建設3Dプリンター。最大50 X 30 X 12メートルのサイズの建物が建設できるとしている。

BODXL建設3Dプリンターを導入したカタールの大手建設企業UCCホールディングスは、BODXLを地元の小学校の建設に投じるとしている。

COBODインターナショナルの創業者ヘンリック・ランド=ニールセン氏は、「今回の小学校建設プロジェクトは、史上最大規模の建設3Dプリンティングプロジェクトになるでしょう。カタールにおける未来の建設3Dプリンティングプロジェクトへ通じる道を整えるケースになります。建設3Dプリンターによって大型の建物が建設できるようになり、建設3Dプリンティングは新しい時代に突入しました」とコメントしている。

ドーハはカタール半島東海外のペルシア湾に面する港町で、カタールの首都。人口は64万人で、外国人労働者を含む在住人口は240万人。カタールの人口の六割がドーハ都市圏に住んでいる。インド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピンからの出稼ぎ労働者が多く暮らし、住宅不足が深刻な社会問題になっている。