米カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く建設スタートアップ企業のAzure(アジュール)プリンテッドホームズが、世界的な大規模インタラクティブイベントのSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)のアーバン・エクスペリエンス・アワードを受賞した。Azureが開発・提供している3Dプリント住宅の価格妥当性、建設・設置の簡易性、火災などに対する耐久性などが評価された。
Azureプリンテッドホームズのロス・マグワイアCEOは、「我が社は創業から三年を数えましたが、SXSWという伝統と格式のある大会からアワードを受賞できたことを誇りに思います。SXSWは、これまでに世界中の優れたイノベーションを表彰してきましたが、そのレガシーに加わることができたことを嬉しく思います」とコメントしている。
Azureは、飲料用プラスチックボトルやフードパッケージをリサイクルした防水ポリマー素材を使い、建設3Dプリンターでプレハブ住宅を建設している。Azureによると、建設3Dプリンターを使うことで工期を最大70%、建設コストを最大30%削減できるとしている。
SXSWは、毎年3月にアメリカ・テキサス州オースティンで開催されている音楽、映画、インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント。1987年に音楽祭として始まり、毎年規模を拡大してきている。