南半球初の二階建て3Dプリント住宅が完成

南半球初の二階建て3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。オーストラリア現地メディアの報道によると、オーストラリアのメルボルンに建設された二階建て3Dプリント住宅は2ベッドルーム、キッチン、バスルーム、リビングルーム付きの住宅で、11 X 3.2 X 6メーターのサイズ。地元の建設企業ルイテン3D(Luyten3D)が開発したモバイル建設3Dプリンター「プラティプスX12」を使って建設された。建設にかかった時間は32時間だったという。

ルイテン3Dによると、プラティプスX12は世界初で世界最大のAIベースの建設3Dプリンターで、最大12 X 12 X 6メートルの住宅を建設することが可能。建設資材には、ルイテン3Dが独自開発したコンクリートミックス「ウルチメートクリート」が使われた。「ウルチメートクリート」は通常のコンクリートよりも20%程度少ないセメントが使われており、エコフレンドリーでよりサステナブルなのが特徴だとしている。

ルイテン3Dの創業者でCEOのアーメッド・マヒール氏は、「我々が開発したテクノロジーを活用することで、多くのことを成し遂げることができることが証明されました。建設3Dプリンティングはオーストラリアの住宅不足問題を解決し、住宅産業の長期的な成長を促すドライバーになります」とコメントしている。