アメリカのメディアが日本のセレンディクスの3Dプリント住宅のニュースを一斉に報道している。
アメリカの建設専門ウェブメディアのアーキネクトは、セレンディクスが二人世帯用3Dプリント住宅「serendix50」の販売を開始したことを報じ、特に価格がわずか3万4000ドル(約493万円)で、「車が買える価格並みの低価格」であることを驚きをもって伝えている。同メディアはまた、「serendix50」の価格は、「平均的な日本の住宅価格よりも90%も安い」と伝えており、日本の住宅市場へ相応のインパクトを与える可能性についても報じている。
ニュースメディアのシンギュラリティ・ハブも、日本の住宅は欧米の住宅よりも平均的な居住面積が狭いと報じた上で、「serendix50」の延床面積がわずか93平方メートルに過ぎないことと、「serendix50」が特に引退した老夫婦世代を対象にデザインされていることなどを報じている。
アメリカでも、テキサス州に拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのICONなどが3Dプリント住宅の販売を開始しているが、価格が40万ドル程度(約5800万円)程度と高く、一般的な住宅と相違ない水準となっている。セレンディクスの3Dプリント住宅は、価格が一般的な住宅よりも圧倒的に安く、アメリカのメディアの関心を集めているようだ。