ドイツの建設企業のPERIグループが、ドイツで世界初の3Dプリントクラブハウスを建設したとして話題になっている。ドイツのノルドキルフェンに建設されたクラブハウスは2階建ての延床面積330平方メートルの建物で、デンマークのCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンター「BOD2」を使って建設された。クラブハウスは地元のサッカーチームのSCカペルフットボールチーム専用として使われる。
PERIグループのマネージングディレクターのファビアン・メイヤー・ブロッズ氏は、「熟練建設作業員の不足とそれにともなう建設効率の低下という困難な課題を抱える中、建設3Dプリンターは速く、安く、効率よく建物を建てるというソルーションを提供してくれました」とコメントしている。
PERIグループは1969年設立、ドイツのヴァイセンホルンに拠点を置く大手建設会社。直近の従業員数は8,700人、売上高は14.8億ユーロ(約1,850億円)となっている。なお、PERIグループは2018年10月にCOBODインターナショナルに出資し、株主になっている。PERIグループは、日本ではペリー・ジャパン株式会社として各種の建設資材などを販売している。