タイのサイアム・セメント・グループが、タイ・サラブリに二階建て3Dプリントビルディングを建設して話題になっている。延床面積345平方メートルの大型3Dプリントビルディングは、デンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「BOD23Dプリンター」で建設された。3Dプリントビルディングは地元住民のためのメディカルセンターとして使われる予定。
COBODインターナショナルの共同創業者でアジア太平洋地域担当責任者のサイモン・クリント・バーグ氏は、「COBODインターナショナルは、昨年にサイアム・セメント・グループとタイにおける販売パートナーシップ契約を締結しました。そして今、サイアム・セメント・グループは世界に対し、ファンタスティックなデザインフリーの3Dプリントビルディングを自ら建設したことで、彼らが真に我々の最適なパートナーであることを証明しました。彼らは建設3Dプリンティングの新たなスタンダードを設定し、市場拡大への道筋をつけました」とコメントしている。
サイアム・セメント・グループは、タイで最大で最古のセメントメーカー。タイ王室が出資している王室系企業で、タイ国内で5万3千人を雇用している。