メーン大学が世界初の100%バイオベース3Dプリント住宅を建設

メーン大学が世界初の100%バイオベース3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。メーン大学が建設したのは広さ600平方フィート(約55.74平方メートル)の平屋建て住宅。おがくずを主原料にトウモロコシ由来のバインダーを混ぜた素材をベースに3Dプリンターで建設された。

バイオホーム3Dと名づけられた住宅の見た目は普通の木造住宅と変わらず、内装も木目調のデザインとなっている。天井と壁が一体型のため、継ぎ目が見えない構造になっている。

バイオホーム3Dはメーン大学先端構造研究センターの敷地の隣接地に建設され、サーマルセンサー、構造モニタリングセンサーなどの各種のセンサーでモニタリングされている。センターでは、特に寒冷期におけるバイオホーム3Dの耐寒性などをモニタリングするとしている。

メーン州のジャネット・ミルズ知事は、「メーン大学先端構造研究センターは、我々が直面している住宅不足の問題をスマートに解決し、我々の林業を強化する手段を模索しています。バイオホーム3Dは、人々に安全な居住空間を提供し、ひいては経済全体にプラスの影響を与えるでしょう。この快挙は、次のフェーズに向けての大きなステップです」とコメントしている。