米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのマイティ・ビルディングズが、世界初のゼロ・ネット・エナジー3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。
南カリフォルニアに建設された3Dプリント住宅は2ベッドルーム・2バスルームの平屋建て住宅で、マイティ・ビルディングズの工場で3Dプリントされたプレハブ住宅。60%リサイクル素材を原料に製造され、建設廃材を従来型の建設方式の99%削減できるとしている。
マイティ・ビルディングズのスラバ・ソロニツィンCEOは、「未来におけるサステナブルな住宅のスタンダードとなる住宅を建設した世界初の企業となったことにエキサイトしています。住宅メーカーは、利益、品質、デザイン、そして環境保護のいずれかを選ばねばならない状況から脱することができます。今回建設したゼロ・ネット・エナジー3Dプリント住宅は、長年に及ぶ我々の研究開発の賜物です」とコメントしている。
ゼロ・ネット・エナジー住宅とは、各種の省エネ技術と太陽光発電などを組み合わせ、家庭のエネルギー消費量と生産量を等しくする住宅。カリフォルニア州は、2020年までに新築住宅のすべてをゼロ・ネット・エナジーにする目標を掲げている。