アメリカの建設系スタートアップ企業のRCAMテクノロジーズと、コロラド州に拠点を置くITベンチャー企業のアキュコードが、共同で海上風力発電機を製造する。計画では、RCAMテクノロジーズの大型コンクリート3Dプリンターを使い、コロラド州コロラドスプリングスにあるアキュコードの敷地内に高さ20メートル程度のテスト機を製造・設置する。
プロジェクトは米エネルギー省傘下の米国立再生可能エネルギー研究所のプロジェクトとして実施される。
アキュコードのケビン・プライスCEOは、「3Dプリンティング技術は、建設業における既存のプロセスを今まさに破壊しているところです。RCAMテクノロジーズとパートナーシップを結び、ごの分野をリードして行けることを嬉しく思います」とコメントしている。
RCAMテクノロジーズは、2017年にジェイソン・コトレル氏が設立したスタートアップ企業。コトレル氏は、同社設立前に米国立再生可能エネルギー研究所風力技術センターで22年間研究員を務めていた。RCAMテクノロジーズは、同プロジェクト開始前にもカリフォルニア大学アーバイン校と共同でコンクリート3Dプリンティングの研究プロジェクトを実施している。