マクドナルドが全店舗に3Dプリント照明家具を導入へ

大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、全世界4万の全店舗に3Dプリント照明家具を導入する。照明家具のデザインと製造は、オランダの大手家電メーカーフィリップス傘下のフィリップス・マイクリエーションが担当する。

照明家具のシェードにはリサイクル資材が使用される予定で、マクドナルドは照明家具の出荷時に排出される廃材を削減し、電力使用量の削減とその他の廃材の最少化を目指すとしている。

照明家具のサンプル制作にも3Dプリンターが使われ、発注からわずか3カ月でサンプルがマクドナルドへ届けられたという。フィリップス・マイクリエーションによると、設計した照明家具は、2030年までに炭素排出量を60%削減するというマクドナルドのサステナビリティゴールを十分に満たすとしている。

フィリップス・マイクリエーションは、照明家具を3Dプリンターで製造することで、製造用資材の選択肢が広がり、結果的に炭素排出量の削減などを実現できるとしている。

マクドナルドは、3Dプリント照明器具の導入をアメリカ、アルゼンチン、日本、オーストラリアなどの国から順次開始するとしている。

マクドナルドは1955年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置き、ハンバーガーを主力商品としたファストフードレストランチェーンを全世界で展開している。